表彰業務

(一社)全日本建設技術協会より平成27年度全建賞を受賞しました。

第二溜池幹線関連事業の取組み

~首都中枢部における浸水被害を軽減し、皇居内濠の水質改善に寄与する都心の地下深くにある最大級の下水道施設~

〔業務概要〕
第二溜池幹線関連事業は、国会や首相官邸等に近接する港区赤坂、溜池地区の浸水被害を軽減する目的と、合流式下水道の改善として皇居内濠に放流されていた雨水を隅田川に切替え、皇居内濠の水質改善を目的に計画されたものである。
第二溜池幹線は、皇居周辺の千代田区紀尾井町から隅田川に向かって中央区勝どきまで結ぶ総延長4.5kmの幹線で、上流部:直径6.5m、延長2.0km及び下流部:直径8.0m、延長2.5km、土被り約40mの大深度の幹線管渠で都心下における最大級の大きさの下水道施設である。
そのうち当社は、第二溜池関連事業の調査設計と実施設計を行った。調査設計として、雨水シミュレーションによる第二溜池幹線関連施設の水理的挙動の把握や、第二溜池幹線への雨水の流入・接続管渠の設計などを検討した。実施設計として、下流部の直径8.0m、延長2.5kmについて、ケーソンによる発進立坑、H&Vシールド工法、国内最大級の坑内発進シールド、都心部の狭隘な道路での大量の雨水(約30m3/s)の取り込み施設(高落差工処理)、既設シールドへの地中接合等の設計を担当したものである。

全建賞状

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