表彰業務

大沢第二浄水場整備事業　建設工事施工監理業務委託

〔業務概要と施設の特徴〕
秋田県横手市では老朽化した浄水場の代替施設として、新たに大沢第二浄水場を建設されました。また、水道産業新聞（H26.3.20掲載）では、「東北最大級の膜ろ過施設完成」の名目で施設の完成を紹介すると共に、事業を進めるにあたり、浄水場の専門性が必要なことから、日本水工設計(株)が業務委託を受注し、施工者を発注する段階から完成まで携わったことが記事の一文として示されています。
浄水処理方式は、“粉末活性炭処理+除マンガン処理+膜処理方式”を採用し、計画浄水量は、日量11,800㎥と東北地方最大級の膜ろ過浄水場です。
膜の材質は、取水する横手川の高濁度時にも安定給水が実現できる高強度なセラミック膜を採用し、発注方式は設計・施工を一括して行うＤＢ方式を採用してコスト縮減を図りました。

〔当社の取組み〕
建物の数も多く施設規模も大きいことから、業務全般を統括する管理技術者の他、各職種の現場立会い等を行う監理員４名及び図面審査や設計に係わる確認を行う監理補助員4名を東京支社と東北支社より選任し、総計９名のチームで対応しました。
発注者及び各職種の施工業者共同企業体とのコミュニケーションに力を入れ、また、当社独自の施工段階確認、総合点検を実施し工事品質の確保に努めました。
横手市は、“かまくら”でも有名な豪雪地帯であり、施工監理においても難しい面がありましたが、無事に工事を完了し、発注者より感謝状をいただけたことは、チーム員一同の大きな達成感となり、次の業務への意欲にも繋がっております。