Google

業務内容-下水道

流出解析

概説

  雨水流出解析は、雨水に関わる全般の解析を対象とするものであり、浸水対策に留まらず、合流式下水道の改善、分流式下水道の汚水管への雨天時浸入水、そして近年では、河川と下水道の一体的な解析や氾濫解析などにも、その活用の場を広げています。

  平成14年からの「合流式下水道緊急改善事業」において、合流式下水道を抱える多くの都市で、流出解析モデルを活用した評価・対策立案が行われ、最近では、平成15年に「特定都市河川浸水被害対策法」が立案され、平成18年4月には「下水道総合浸水対策緊急事業」が創設されるなど、雨水流出解析に関わる分野は、ますます重要なものとなってきています。

  日本水工設計は、他社に先駆けて雨水流出解析を手がけてきており、上下水道コンサルタント業界の中でも他社をリードする重要な分野となっています。近年、この分野に関わる動きは目まぐるしく、流出解析モデルの活用業務実績数を見ても、年々大きな伸びを見せています。今後も雨水流出解析に関わる業務は拡大傾向にあると予想され、我々の持つ技術力の果たす役割は非常に重要になると考えられます。

当社の技術紹介および提案内容

浸水対策

  日本水工設計は流出解析モデルを用いた高度なシミュレーション技術により、雨に強い都市づくりを提案します。

浸水シミュレーションの例

雨天時浸入水の浸入経路と問題点

  雨天時浸入水は、様々な経路から浸入します。対策を放置した場合、マンホールからの溢水、揚水・処理機能の停止、未処理放流水の発生など、人々の生活や施設への被害、環境に対する悪影響が懸念されます。

雨天時浸入水の浸入経路と問題点

雨天時浸入水対策の進め方及び段階的な改善目標

  雨天時浸入水の原因を特定し、削減するためには、多大な時間・労力・費用を必要とします。

  そのため、下水道施設の危機管理の観点において早急な対策が必要な場合、緊急改善目標を設定して対策を進めることが有効です。

  また、対策を進めるには、流量・降雨調査等の実態調査を行って浸入水量を定量化し、対策施設の検討においては、対策の効果を検証することが重要です。

現状の問題点に応じた段階的な改善目標

緊急改善目標
-危機管理対策-
長期的な改善目標
-抜本的対策-
  • 人孔、汚水桝からの溢水防止
  • 未処理放流水の廃止
  • 処理場、ポンプ場の浸水被害防止
  • 簡易処理放流水の廃止
  • 処理施設の機能強化
  • 浸入水量の削減

対策の進め方

対策の進め方

流出解析モデルを用いた実現象の再現及び対策検討

  対策検討においては、流出解析モデル(XP-SWMM)を用いることにより、対策案の一体的な評価、効果的な対策計画の立案が可能です。

流出解析モデルを用いる効果

対策案の一体的な評価 具体的な施設改善対策の立案 効果的な対策計画の立案
  • 実現象の再現
  • 既往降雨、計画降雨に対する評価
  • 任意地点の評価
  • 原因の究明
  • 被害軽減度の定量評価
  • 対策費用の算定
  • 対策優先区域の選定
  • 最適対策手法の決定
  • 施設対策と運転管理手法の評価

流出解析モデルを用いた評価事例

流出解析モデルを用いた評価事例

河川と下水道の一体的な解析

  日本水工設計では、河川と下水道を一体化した氾濫解析モデルにより現況施設での浸水状況を把握し、貯留施設や連絡管、面整備などの対策施設等の効果的な配置を提案することで、河川と下水道の共同事業等のコンサルティングを行っています。

  また、氾濫解析モデルは、浸水状況などを時系列で表示することができることから、動画版の内水浸水想定区域図や内水ハザードマップの基礎資料として活用することができ、浸水情報の提供や自助対策の支援などソフト対策にも有効です。

河川と下水道を一体とした氾濫解析による対策立案(例)